産婦人科病院・医院が全体の59%と過半数、総合病院が40%、助産院が1%となりました。 同じアンケートを実施した6年前と、割合はほぼ変わらない結果となりました。
その病産院を選んだ一番の理由は、圧倒的に「家から近い」(64%)でした。自宅や実家の近く、または通勤経路にあったりと、まず第一の条件は通いやすいことでした。検診や出産時のことを想定すると、欠かせないポイントですね。 二番目は「医師・助産師・看護師の評判が良い」(40%)でした。ネットでの評判や、出産した友人からの話、見学して感じた雰囲気など、第三者の目で確認した評判は重視されるようです。 そして、「設備が充実していて緊急時の対応が可能」(38%)、「病室・設備が良い(新しい・きれい)」(36%)と、3割以上の方が病産院の設備・建物面も理由に挙げています。気持ちよく利用できて、安心できるというのは見逃せないポイントかもしれません。 「立ち会い出産ができる」(30%)、「食事が良い」(26%)、「母乳指導が充実している」(16%)など、出産時の対応や産後のケアを重視する声も少なからずありました。
出産する病産院を決めた時期をお伺いしました。 72%と大多数の方が、「妊娠3カ月以前」でした。妊娠がわかった時期、またはそれ以前に病産院を調べて、初回から診てもらう方が多いようです。 そして「妊娠4カ月頃」(14%)、「妊娠5カ月頃」(6%)と、この頃までに9割以上の方が出産する病院を決めています。 里帰り出産をする場合でも、早めに一度検診を受けて予約をする場合が多いようですね。
「次回も同じ病産院で出産したい」という方は、全体の6割でした。 「他の病産院も視野に入れて再び検討したい」という方も3割近くいらっしゃいました。妊婦検診・出産・産後のケアなどを経験して、より具体的に病産院への希望が出てくるのかもしれません。 一方で「そこでは出産したくない」という方は7%いらっしゃいました。
出産を終えた方に、重視するポイントをお伺いしました。はじめての出産時に重視したポイントと比較しながら見てみましょう。 一番回答数が多いのは変わらず「家から近い」ですが、割合をみると若干下がっています(2ポイントダウン)。 他の回答は軒並み割合が高くなっています。特に高くなったのが「医師・助産師・看護師の評判が良い」(16ポイントアップ)でした。実際に検診から出産までを経験をしてみると、医師はもちろん助産師・看護師・受付の方までスタッフ全員の対応が気になるものです。 次に高くなったのが「待ち時間が短い」(14ポイントアップ)でした。そして「食事が良い」(13ポイントアップ)。精神的にも体力的にも弱っている出産後、食べる楽しみは大きなもの。その満足感も病産院を選ぶ際のポイントとなるようです。その他、「費用が安い」(13ポイントアップ)も高くなりました。
里帰り出産だったのですが、幸い、私の地元は「妊娠初期のうちに予約しないと間に合わない」といったことがなかったので、安定期に入ってから実家に帰省し検討できました。当初は、新しくて病室がホテルのようにキレイで入院食も豪華な個人の助産院にしようかと考えていましたが、仮予約後に両親に話したところ、万一のことを考えNICUのある総合病院にしなさいと大反対され困りました。結局その助産院はキャンセルし、市内の総合病院3つを見学し、納得する病院に決めましたが、里帰り出産の予定の人は両親の考えをあらかじめ確認しておくといいかもしれません。
初めての出産なので何を基準に選べばいいかわからなかった。近所に経験者がいたらいいのですが、自分は引っ越してそんなに経っていないので周りに知り合いもいませんでした。また、つわり中に出産の病院を探すのが非常につらかったので、出産を事前に考えていらっしゃる方は、妊娠する前に調べておくことをおすすめします。また、ネットの評判だけで決めるのは危険だと思いました。ここそれぞれ感じ方が違うので、ネットでとても良い評判ばかりでも行ってみると機械が古かったりしました。
妊娠初期(2カ月くらい?)にもかかわらず断られる病院もあり、いったいいつなら受けてくれるんだと思った。一人目の病院(産科専門病院)はLDRで産むときはすごく楽だったけど、産んだ後は(今思えば)まるで合宿のように皆で「授乳」という課題に向けて黙々とスケジュール通りにメニューをこなしていく感じだった。初めての出産だったので当時は「こういうものかな」と思っていたけど、2人目を産んだ個人産院はほんとにマイペース(どちらかというと放置)だった。私の場合、一人目で訳も分からずみっちり指導していただいたので、2人目は逆に自分のペースでのんびりできたのが良かったけど、これが逆だとつらかっただろうな。
高齢での初産だったので、豪華・優雅な出産よりも安心・安全を重視しました。フルタイムで働いているので、仕事中に何かあってもすぐ対応できるよう、職場から一番近い(徒歩5分以内)総合病院に決めました。産科は新しい病棟できれいな建物ですが、個室料はめちゃ高。出産はLDRで夫と実母立ち会いでしましたが、産後の部屋は総室にしました。食事はいまどき珍しいと思えるほど、「病院食」という感じの食事で、退院の前日のお昼だけ、お祝い膳という赤飯入りの幕の内弁当が出ました。
無痛分娩希望だったので選択肢が少なかったですが、運よく電車で10分のところに無痛分娩のできる病院があり、即決しました。調べると超高級で食事も良くお城のような外観のセレブな病院でしたが、いくら払ってでも痛くないのがいい!と思ったので。しかし結局帝王切開になり、無痛分娩は関係なくなりました。そこは「入院中はお母さんはゆっくり休んで」という母子別室のところで、初めてのお産だった私は赤ちゃんが可愛くて離れたくなくて夜中も新生児室をのぞきにいってたりしましたが、もし第二子を授かったら、看護師さんに全て任せてゆっくり寝かせてもらいたいと思います。子育てがこんなに疲れるなんて、あのころは知らなかった。。。
私の場合、仕事をしていたので、帰りに寄れる駅前の婦人科に通っていましたが、そこでは分娩は出来ないために転院しました。そこの医師から、紹介状を書けるところが2つあると言われ、どちらかというと近い方を選びました。後で、この辺のママさんはほとんどその病院で出産していると知りました。出産前の母親教室だったり、産後の調乳指導だったりが色々充実していたのと、食事が美味しくてボリュームもあったのと、指定の寝巻があって何回着替えても良くて、自分では下着を洗うくらいだったのでとても助かりました。そこまで知らずに行ったのですが、「当たり」だったと思います。
結婚、転居して約半年、近隣には馴染みも知り合いもおらず、若干のリスクがある高齢出産。夫は夜勤もある24時間シフト勤務という状況での出産となるため、特に緊急時の体制が整っていることと、何かあった時に自力で行ける距離であることの二つを重要視し検討しました。幸い近隣には産科が総合病院、産婦人科医院、病院の三カ所あり、設備面ではそれなりに違っていても口コミ評価には大きな差はなかったため、院内の雰囲気も含めて様々考慮し、自宅からもっとも近く、産前産後の相談や教室が充実しておりアットホームな雰囲気の医院を選びました。
第一子妊娠時、以前に診察を受けた病院を受診するも、予約期限後のため診察はしますが出産はしてもらえないとのこと、その時は、まだ妊娠7週ぐらいで、こんな時期でもうだめならいつ予約するのよ!とびっくり。持病で診てもらったことがあるのに…。追い打ちをかけるように、産科の実情など語られ不安をあおられ、帰宅。あわてて他の産科を探し、受診してみると、その病院では、まだこの早い時期ではまだ出産とか考える段階でないのと、予約の期限もないとのことで、一瞬で不安から解放され、ここで産もう、お願いしようとおもいました。その後、次男もお世話になりました。命を預けるので医師との相性、信頼、人間性が大事だと感じました。妊婦の気持ちを一番に考えてくれるところと巡り合えれば、そこが一番です。
里帰り出産をよていしていたのですが、なかなか、地元に帰る機会がなかったため、ネットで調べて電話で分娩予約をしました。妊娠6カ月で実家に帰った際に見学に行くと、『何か所か見て納得して選んだほうがよいですよ』と案内していただいた助産師さんに言われました。その際に検診を受け、先生にも会え雰囲気も良かったので安心しましたが、変えようと思ってももう遅い時期だったので、やはり、決断する前に一度病院の雰囲気は見ておくべきだな、と感じました。
病院には自分と同年代の妊婦さんが多く(地域で周産期母子医療をしている施設はそこだけのため、ローリスクの妊婦さんは基本的に受け入れしていない)安心感がありました。また出産してから数日後に子供の黄疸の数値が高くなり入院が必要になってしまったのですが、同じ病院内で入院できたのは良かったです。バースプランも希望を聞いてくれたり、母乳指導や母子同室を行っていて満足のいくお産ができました。入院中はお祝い膳の日やワゴンティーサービスデーがあったりと嬉しいサービスもありました。スタッフも多く、みんな生き生きと仕事をされている点にレベルの高さが感じられました。公立の病院だったからか、出産一時金で費用が賄えてしまったのも助かりました。ただ、私はたまたま主治医の先生の勤務日に出産できたので取り上げてもらえましたが、個人病院のように同じ先生に取り上げてもらえるか分からないところは、ちょっと不安です。でも総合的に私にとっては、とてもいい病院でした。
病院を決めたあとに読んだ本に母乳育児を勧めるものがありました。出産した病院ではそこまでのこだわりはなく、安易にミルクを足していました。いまさら病院を変えるのはどうかという時期だったため、その病院でできる範囲のことをしようとしました。入院中も家に帰ってからの母乳育児のための質問をたくさんしました。母乳育児を強力に?勧めている病院で出産した友達によると、入院中かなりスパルタで、産後の体を休めたいときに相当きつかったとのこと。出産した後すこしずつ母乳率をあげ、いまではほぼ完全母乳になっていることを考えると、母乳育児に頭が凝り固まって必要以上に固執しなくても、十分笑顔で育児ができると思いました。笑顔で赤ちゃんと過ごすことが一番大切なのですから。
私は家から近くで、みんなの評判がいいところに決めました。評判が良かったのは、スタッフの対応や食事、料金も良心的だってことでした。家から近いので、何かあってもすぐ行けて安心だし、家族も気軽に来てもらえるのでいいなと思っています。しかし、妹は更に車で20分程遠い産院を選びました。理由は4Dが毎回見れたり、無痛分娩が選べたり、旦那さんも泊まれるよううなホテルシステムがあったり、ヨガ等の教室があるから…。結局自分が納得するものが揃っているところがいいですよね。先生との相性もあると思うので、気になる産院には行って見た方が雰囲気がわかっていいかもしれませんね。
設備の良し悪しや希望するバースプランに合うかなど、実際に出産する時のことはもちろん重要ですが、妊娠期間中はずっと健診で通うことになりますし、経過によっては長期間入院しなければならない場合もあるので、自宅から通いやすい・受付をはじめとしたスタッフの印象が良いなど、快適に通院できる病院であるかどうかも大事だと思います。たとえば立会い出産がここしかできないから、というような理由で、ある病院に半年やそれ以上何らかの我慢をしながら通うようなことはあまりおすすめしません。
実家から近い、友人が第二子も「ここで産みたい」と薦めてくれたことで総合病院を選んだが、設備面・緊急対応可能という点からも総合病院を選んで良かった。出産直前の体調変化による総合病院への転院や、出産後に赤ちゃんだけNICUのある病院に入院して母親とは離れ離れになった等の話を周囲から聞くことも多い。出産は何が起こるか分からないし、自分だけではなく赤ちゃんのことを考えると不安も多いため、小児科やNICUのある総合病院を選んでおくと、万一の場合の安心にも繋がると思う。
初めての妊娠・出産のときは、どういう基準で選んだら良いかもわからないので、やはり経験者に相談するのがいいと思います。納得いかなかったら途中で病院を変えることもできますが、やはり出産まで一貫して診てもらうことが理想だと思うので、最初が肝心です。どんな出産を、そして育児をしていきたいかをイメージして選べるといいと思います。次の機会があるとしたら、私としては、立ち会い出産(できれば兄弟も)・母子同室(出産直後から)・母乳育児は譲れない条件です。
評判のいい個人病院のを選びましたが、建物はメンテナンスされておりキレイですが、設備が古いのが少し残念でした。「エコーもビデオテープなら録画可能でスマホでの撮影もOK」と言われましたが、モニターがブラウン管のため、スマホで取っても線がたくさん入り、何の画像かもわからないので断念。ビデオデッキも今の時代家庭にないため、毎回のエコーは写真のみです。3Dエコーもないのが残念でした。事前にどんな設備が整っているか確認すればよかったと思いました。
姉が出産した婦人科医院が家の近くなので、何も考えずに決めました。費用の比較などもしなかったので、後から「もしかして高いのかも」と思いましたが、温かみのある病室と看護婦の皆さん・先生の事を考えると、次回も絶対にこちらで生みたいと思いました。ただ、小児科は提携大学病院から医師を派遣してもらう形なので、検診と軽い風邪程度しか診てもらえません。できれば生まれた時から診てもらっている先生が欲しかったのですが。
家から1番近い病院が、産科で評判の病院で、分娩数が東京一のところだったので、産院はそこにするものだろうと思っていましたが、念のために見学日に足を運んで、実際に分娩室や待機スペースを見たら、全然自分のイメージと違っていました。自分の出産がイメージできず、急遽別の病院を探すことになりました。口コミや評判も参考になりますが、実際に自分の目で見ることが自分のイメージとのギャップを防ぐと思います。
産婦人科病院・医院が全体の59%と過半数、総合病院が40%、助産院が1%となりました。
同じアンケートを実施した6年前と、割合はほぼ変わらない結果となりました。