妊娠初期:判定・検査
不妊の悩み、妊娠による身体の変化など、妊娠0〜4カ月に気になる情報がいっぱいです。
Q.01性別判定時期
- Q
- お腹の赤ちゃんの性別が分かるのは、いつ頃なのでしょうか?
- A
- 超音波検査ではっきりとわかるのは妊娠28週頃になります。もし、男の子と診断された場合は、ほぼ間違いありませんが、女の子の場合は判断が難しいようです。調べる位置や角度によって、判断を間違えることは十分あり得るため、100%正確とは言えません。
生まれてくるまで性別を知りたくない人は、あらかじめかかりつけの医師に説明しておきましょう。病院によっては、生まれるまで性別を教えてくれないところもあります。
Q.02トリプルマーカーテスト
- Q
- 産婦人科の待合室に、トリプルマーカーというテストが受けられる内容の張り紙がしてありました。トリプルマーカーとは、どんなテストですか?
- A
- トリプルマーカーは、妊娠14〜18週頃に行われる母体の血液検査です。検査方法は、妊婦の血液を採取して、アルファフェトプロテイン・エストリオール・HCGの3種類の検査を同時に行い、染色体異常などの発生率を調べることができます。
ただし、この検査は年齢に基づいた値を元にして確率で異常発生率を推測するだけで、診断とは違います。十分な説明を受けて結果が意味することを正確に理解して納得しなければ、無用な混乱を招くだけという側面もあります。羊水検査のような明確な結果ではないため、存在価値を問題視する声もあります。
Q.03羊水検査
- Q
- 羊水検査を受けようと思っていますが、胎児に影響はないのでしょうか?
- A
- 羊水検査は妊娠14〜18週頃に行われ、母体の腹部から羊水を採取して、羊水中の細胞を培養し染色体の異常を調べる検査です。結果が出るまでに3週間ほどかかり、0.3%前後の流産や感染などのリスクを伴います。この検査で分かるのは染色体の異常だけなので、すべての異常を発見できるわけではありません。
一般的に近親者で染色体異常がある家系の人や年齢が35歳以上の妊婦には、病院側から羊水検査をすすめる場合もあります。結果によってどうするか、受ける前にご夫婦で十分に話し合ってください。