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妊娠と病気

妊娠・子育てQ&A

妊娠中期:妊娠と病気

妊娠中のトラブル、食事やスポーツなど、妊娠5〜7カ月の日常の注意点をチェック。

 

Q.01前置胎盤

Q
妊婦検診で前置胎盤と診断され、帝王切開による出産をすすめられました。どうしても、経膣分娩(けいちつぶんべん=胎児が正常な場合の通常の分娩方法)は不可能なのでしょうか?
A
通常、胎盤は子宮上部に位置していますが、何らかの理由で子宮口をふさいでいる状態を前置胎盤と言います。塞がれている部位にもよりますが、危険な分娩を選択すると大量出血を起こし、母子ともに非常に危険です。

妊娠初期や中期で前置胎盤と診断されても、子宮が大きくなるにつれて胎盤が上がってくる可能性もあるので、後期になるまで様子を見る場合が多いのですが、その時点で子宮口がふさがれている場合は、ほとんど帝王切開での出産になります。前置胎盤と診断されたら出血を防ぐため、出産までは安静に過ごすように心がけてください。

Q.02静脈瘤

Q
外陰部に静脈瘤ができてしまい、少しずつ大きくなっていますが、経膣分娩(けいちつぶんべん)は可能でしょうか?
A
外陰部にできる静脈瘤は、初産の方より経産の方に多く見られます。分娩の障害になるほど大きなものでない限り経膣分娩は可能ですが、拳より大きなものであれば障害をきたす恐れもあります。

また、足に静脈瘤ができた場合は、血液の戻りを良くする為にも、腹部を締め付けるような衣服は避け、肩からつるすような衣服を着用したり、長時間立ち続けたり正座などは控えるようにして、寝る時は脚を高くする工夫を心がけましょう。痛みがひどい場合は、受診することをおすすめします。

Q.03座骨神経痛

Q
妊娠27週に入った頃、腰から太股にかけて鋭い痛みが走るようになり、一人で座ることがやっとの状況になってしまいました。よくあることなのでしょうか?
A
急激にお腹が大きくなる時期なので、腰や足に負担がかかったのでしょう。整形外科を受診する前にかかりつけの産婦人科を受診して、状況を話した上で医師の指示に従うとよいでしょう。

総合病院にかかっている場合は、各科の連絡がすばやく取れるので、治療が受けやすい環境と言えます。いずれも、週数が進めば身体の方が慣れて、自然に治癒するケースが多いので、痛みがひどいときにはなるべく外出を避け、自宅で安静にしてください。

Q.04カンジダ腟炎

Q
おりものが急に多くなり、外陰部がかゆくて仕方がありません。カンジダ腟炎にかかってしまったのでしょうか?
A
カンジダ腟炎の可能性も考えられますので、産婦人科を受診されることをお勧めします。妊娠中にかかっても分娩時までに完治していれば、胎児に影響することはありません。

入浴する際には、刺激の少ない石鹸に替えて、シャワーで十分に洗い流すようにしてください。そのとき、注意することは腟の中を直接洗わないことが大切です。

Q.05水頭症

Q
健診で胎児の頭の大きさが標準より大きいと言われました。頭が大きいと水頭症の可能性もあると聞きますが、超音波検査で分かるものなのでしょうか?
A
水頭症は超音波で診断することが可能です。一概に頭が大きいからといって、水頭症の疑いがあるとは限りません。もし、胎児の頭に水がたまっている場合や、頭に異常が認められるときは超音波で診断します。

今後、頭以外の部分が成長し、バランスがとれてくる可能性も十分に考えられるので、今後の経過を見るようにしましょう。

Q.06子宮頸管無力症

Q
妊婦健診で子宮頸管無力症と診断され、頸管を縛る手術をすすめられました。手術後も絶対安静にと言われ心配で仕方がありません。
A
頸管(けいかん)の手術は、通常妊娠中期の前半に行われますが、頸管無力症による流産や早産を経験している人は、妊娠14〜16週頃までに手術を行います。手術は特殊な糸で頸管をしばるというもので、数日間入院することが多いのですが、手術自体はそれほど難しいものではありません。

この手術を行ったからといっても、早産にならないとは限らないので、出産まではできる限り安静に過ごした方がよいでしょう。妊娠37週以降になったら、糸を抜いて出産の日を迎えることになります。

*頸管無力症:子宮頸管(子宮の出口にあたる部分)がゆるくて開きやすくなり、子宮の中の胎児を保持できなくなり、流産や早産になってしまう病態のことです。

Q.07歯科検診

Q
歯医者に行きたいのですが、妊娠期間中いつ頃治療を受けた方がよいのでしょうか?
A
緊急性のない治療であれば、薬の影響を受けにくい妊娠16週以降がよいでしょう。治療を受ける前には、あらかじめ妊娠していることを伝えておく必要があります。レントゲンや麻酔が必要な場合も、妊婦であることを伝えておいた方が、最大の配慮をしてもらうことができます。局所麻酔剤は胎児への影響はほとんどありません。

それよりも、痛みの刺激による子宮収縮のほうが影響があるので、十分に麻酔を効かせてもらってください。また、妊娠中に一度歯科検診を受けて、虫歯がないかどうか調べておくことをおすすめします。

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