妊娠中期:身体の変化
妊娠中のトラブル、食事やスポーツなど、妊娠5〜7カ月の日常の注意点をチェック。
Q.01胎動
- Q
- 妊娠20週になるのですが、時々お腹がピクピク引きつるような感じがします。これが胎動なのでしょうか?もっと元気良くポコポコ蹴られることを想像していたのですが。
- A
- 初産だと妊娠20週前後で感じ始める人が多く、最初はお腹の皮膚がけいれんした症状と似たような感覚から始まります。もう少し週数が進めば元気に動くようになるでしょう。ただし、胎動は個人差があるので、見た目でもはっきりと分かるような元気な赤ちゃんもいれば、おとなしめの赤ちゃんもいます。
一般的に出産が近くなると胎動は静かになると言われますが、これも個人差があるので出産直前まで胎動を強く感じる人もいます。ただし、定期的に感じていた胎動が、丸一日まったく感じられないなどの変化があった場合は、早めに産婦人科を受診してください。
Q.02しゃっくり
- Q
- 胎動の様子が変わってきたようです。ピクピクとけっこうはやい速度で、まるでけいれんでも起こしているようなときがあります。
- A
- それは、しゃっくりでしょう。赤ちゃんは胎内で肺呼吸の練習をしているので、心配することはありません。お腹の中でよくしゃっくりする赤ちゃんは、生まれてからもよくすると言われています。
Q.03おっぱいマッサージ
- Q
- 母乳で育てたいと思っているので、妊娠中からおっぱいのケアを心がけたいのですが、いつ頃マッサージを始めれば良いのでしょうか?
- A
- 胎動を感じ始めたら、おっぱいのマッサージを始めましょう。入浴後、片方の手でおっぱい全体を脇、斜め下、真下から持ち上げる乳腺体のマッサージを左右各1回、反対の手で乳輪や乳頭を縦や横にマッサージしたり、乳頭をつまんで上下左右にねじる乳頭マッサージを両方合わせて1〜2分するするとよいでしょう。
ただし、乳首を刺激すると子宮が収縮されるので、お腹が張りやすくなります。そのため、マッサージのしすぎには注意しましょう。片方3〜4分ずつが目安です。乳液やオリーブオイルを乳房につけると、より効果的。早産気味の人は、かかりつけの医師に相談してから行うようにしてください。
Q.04肌荒れ対策
- Q
- 妊娠したら、肌がカサカサになってしまいました。良い肌荒れ対策を教えてください。
- A
- 妊娠すると肌が敏感になり、トラブルを起こしやすくなります。考えられる原因は3つほどあります。まず1つ目は、妊娠したことによりホルモンが多量に分泌されること。2つ目は、つわりやストレスによる精神的な問題が原因であること。3つ目は、食生活が偏っているために起こるものと考えられます。
個人差はあるものの、どれか一つでも当てはまるようなら保湿効果の高い化粧水をたっぷりとつけ、肌に水分を与えてあげましょう。特に、目元や口元は乾燥しがちなので、アイクリームやリップクリームで潤いを与えることが大切です。化粧品を使う時大切なことは、妊娠中は肌が敏感でかぶれやすいので、化粧品は日頃から使い慣れたものがよいでしょう。
また、睡眠不足になると肌荒れを悪化させることになるので、十分な睡眠をとるように心がけましょう。