妊娠中期:マタニティウエア・下着
妊娠中のトラブル、食事やスポーツなど、妊娠5〜7カ月の日常の注意点をチェック。
Q.01さらしとガードル
- Q
- 母からは昔ながらのさらしを巻くようにと言われましたが、私は着脱に便利なガードルをはきたいと思っています。さらしとガードルどちらにした方がいいのでしょうか?
- A
- さらしのメリットは、肌触りが良いことと産後も引き締め用としてつけられること。デメリットは、巻くのが面倒なこととほどけやすいこと。一方、ガードルのメリットは何と言っても着脱が便利なこと。マジックテープになっているガードルもあるので、お腹の大きさに合わせて調整することもできます。
どちらもそれぞれのメリットがあるので、さらしでもガードルでも個人の好みで選んで構いません。そのほか、家にいる時はさらしを巻き、検診などはガードルにするなど使い分けをしている方も多いようです。腹帯を巻くことに医学的根拠はなく、お腹を保護することが目的なので、どちらを選んでも大差ありません。
Q.02マタニティウエア
- Q
- お腹がかなり目立つようになってきましたが、マタニティウエアはいつ頃から着用するものでしょうか?
- A
- 今まで着ていた服がきつくなったら、ゆったりとしたマタニティウエアに替えるとよいでしょう。特に時期は決まっていませんが、腹帯を巻くとお腹の膨らみが増すので、妊娠中期から着用する人が多いようです。
中には腹囲がそれほど増えず、臨月まで着用しないですむ人もいます。また、妊娠後期に入ると、妊娠前のTシャツやブラウスも着られなくなってしまうので、普段家にいるときはご主人の服を借りるなど、あるものを活用することも賢い選択かも知れません。
Q.03マタニティ下着のつける時期
- Q
- マタニティ下着はいつ頃つけるべきでしょうか?
- A
- 妊娠すると、みるみるうちに変化していく身体。胸は非妊時と比べ2カップほど大きくなるので、妊娠が判ったら早めに用意しておくとよいでしょう。サイズの合わないブラジャーをつけていると、胸全体を締め付けるので、乳腺を圧迫することにもなります。母乳の出を良くするためにも、適正サイズのブラジャーをつけるようにしましょう。
また、お腹の赤ちゃんを圧迫しないように、お腹がすっぽりと隠れるショーツを用意しましょう。メーカーによっては、中期用と後期用とに分かれていることがあるので、中期用ならば妊娠4ヶ月頃を目安につけることをおすすめします。そのほか、腹帯やガードルは妊娠5ヶ月に入ってから着用するとよいでしょう。
Q.04マタニティ下着の必要性
- Q
- マタニティ専用の下着を揃えなくてはいけないのでしょうか?
- A
- 絶対に揃えなければいけないというわけではありませんが、マタニティ下着は妊婦さんの身体に合わせて作られていので、締め付けずゆったりとしているのが特徴です。
外出以外はノーブラで過ごしている人もいるようですが、産後のバストラインを考えるとマタニティブラジャーを着用するとよいでしょう。それでも圧迫感を感じるという人は、ソフトブラやハーフトップがおすすめです。また、お腹が完全に隠れるショーツであれば、妊娠中期まではマタニティ用でなくても構いません。
ただし、後期になるとお腹のせり出しがかなり大きくなるので、お腹のふくらみに合わせて伸縮できるマタニティショーツを揃えましょう。マタニティショーツは、ウエストのゴムを調整できるタイプが多いので、出産まで対応することができます。
Q.05補助腹帯
- Q
- お腹が大きくなるに従い、腰痛がひどくなりました。補助腹帯を購入しようかと思いますが、着け心地はどうなのでしょうか?
- A
- 補助腹帯には各メーカーからいろいろな種類が発売されているので、実際に試着できるところでつけてみてはいかがでしょうか。腰痛がひどい人には、腰と背中をサポートするタイプが好評なようです。
また、妊娠後期になるとお腹の重みがさらに増してくるので、お腹を下から支える補助腹帯をすることで、安心感を得ることができます。寒い時期ならば、保温の意味も兼ねて腹帯の他に補助腹帯もするとよいでしょう。
Q.06睡眠中の腹帯
- Q
- ゆったりとした格好で眠りたいのですが、夜眠るときも腹帯はしていた方が良いのでしょうか?
- A
- お腹を冷やさないようにするために、腹帯はしておいた方がよいでしょう。ただし、ゆったりとした格好で眠りたいというのであれば、さらしをゆるめに巻き直したりすることで、かなり圧迫感はなくなります。
また、夜は腹巻きタイプの腹帯に替えるという手もあります。どうしても抵抗のある人は、はずして眠っても問題ありません。ただし、お腹が冷えないように室内の温度は注意してください。