妊娠中期:マタニティスポーツ
妊娠中のトラブル、食事やスポーツなど、妊娠5〜7カ月の日常の注意点をチェック。
Q.01マタニティスイミング
- Q
- 安定期に入ったのでマタニティスイミングを始めようと思っているのですが、衛生的に問題ないか心配です。
- A
- マタニティスイミングで一番注意したいことは、衛生面と安全面です。水を入れ替えた日にマタニティスイミングのクラスが設定されているかなど、申し込む前に施設へ問い合わせてみることをおすすめします。
マタニティスイミングを始める前には、かかりつけの医師に相談して問題がないことを確認しましょう。入会は医師の診断書が必要になり、授業の前には血圧などをチェックする施設もあります。運動量はかなりハードですが、腰痛防止やウエイトコントロールにも効果があるので、健康な人であればトライしてみてはいかがでしょうか。特に泳げない人でも大丈夫です。
Q.02マタニティビクス
- Q
- 安定期に入ったのでマタニティビクスを始めようかと思っているのですが、かなり激しい動きをすると聞きました。そんなに激しく動いて大丈夫でしょうか?
- A
- マタニティビクスは、一般のスクールで開設されているところと、産院に併設されているところがあります。もし、心配であれば、産院に併設されているところで受講しましょう。万が一、何かあっても安心です。マタニティスイミングと同様に、入会するには医師の診断書が必要になります。
授業の前には、尿検査、体重測定、血圧、脈拍、心音チェック、問診などが行われ、インストラクターの指導で約1時間〜1時間半前後、身体を動かします。一般のエアロビクスとあまり変わらない程度の運動量ですが、両足で飛び跳ねる動きなどはありません。
Q.03ウォーキング
- Q
- できるだけお金をかけず、手軽にできるスポーツがあれば教えてください。
- A
- 手軽にできるスポーツと言えば、ウォーキングが挙げられます。教室に通う必要もないので費用もかかりません。ウォーキングは全身運動なので、身体が温まり血行が良くなるため、腰痛や静脈瘤(じょうみゃくりゅう)防止にも効果を発揮します。
注意することは、初めから無理をして歩きすぎないこと。お腹が張っているときは休むこと。子宮の収縮が起こりやすい午後と、夕方や夜は万が一のトラブルに備えて避けることです。
ウォーキングするときは、スニーカーなど安定性のある靴を履き、足を少し開き気味に歩くのがポイント。30分歩いたら、10分ほど休憩を取るなど、必ず適度に休憩を入れることが大切です。体調が良いからと言って、続けて何時間も歩くことのないように注意しましょう。
Q.04海水浴
- Q
- 海のすぐ近くに住んでいるので、夏になると週末は海で泳いでいました。妊娠後、初めての夏を迎えるのですが、プールとは違い消毒しているわけではないので、衛生面が心配です。
- A
- あまりきれいでない海水浴場の場合、水に含まれる細菌が膣に入り、炎症を起こす可能性があるため、妊娠中は我慢しましょう。衛生面だけでなく、海岸の紫外線は刺激が強すぎるので、妊娠中は貧血を起こす可能性も考えられます。
海辺の近くにお住まいなら、太陽が照りつける日中は避け、朝夕の時間に海岸を散歩する程度に控えてください。泳ぎたい場合は、医師の許可を得た上で、衛生面の心配が少ないプールで、マタニティスイミングを行うとよいでしょう。