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妊娠中期の食事

妊娠・子育てQ&A

妊娠中期:食事

妊娠中のトラブル、食事やスポーツなど、妊娠5〜7カ月の日常の注意点をチェック。

 

Q.01ビタミン剤

Q
会社に勤めているので、外食が多くなりがちです。毎日、ビタミンの補給にとビタミン剤を飲んでいるのですが、どの程度服用して良いものでしょうか?
A
妊娠中に多量のビタミンを摂取すると、胎児に影響を与えることもありますが、常用量を守っているのであれば心配はいりません。ただし、あまりビタミン剤に頼ることは好ましくないので、できるだけ食事から摂取するように心がけてください。

外食が多いとのことですが、昼食は手作りのお弁当を持参するなどの工夫をされてみてはいかがでしょうか。外食の場合でもスパゲッティやラーメンなどの単品物より、主菜、副菜、付け合わせなど、できるだけバランスの取れた定食を頼むようにして、食事に気を配るようにしてください。

Q.02食欲

Q
つわりが治まった途端、ものすごい食欲ですでに8kg太ってしまいました。何とか体重を抑えたいと思っているのですが、すぐに太ってしまい困っています。
A
妊娠するとホルモンの関係で太りやすくなるので、食欲が戻ったからとはいえこのまま体重が増加すると難産にもなりかねません。1日30品目をバランス良く摂取できるような献立を考え、低カロリー高タンパクの食事を心がけましょう。特に果物は要注意。かなりの糖分を含んでいるため、適量に抑えることが必要です。

肥満は妊娠中毒症になりやすく、胎児が育ちすぎて子宮筋層が伸びてしまい、子宮の収縮が悪く微弱陣痛となる可能性もあります。その他、産道にも脂肪がついてしまうため、難産となる傾向があるので、出産までの体重増加は12kg以内を目指しましょう。1日の摂取量は、妊娠20週までは1950kcal、妊娠20週以降は2,150kcalを目安とし、1週間で体重が500g以上増えないようにしましょう。

Q.03香辛料の強い食べ物

Q
塩分には気をつけて食事をとっていますが、香辛料の強い食べ物は特に気にしなくても大丈夫でしょうか?
A
香辛料はカロリーが低く塩分もないので、特に気にする必要はありません。ただし、とりすぎには注意したいものです。香辛料そのものには問題がなくても、香辛料で味付けしている料理をたくさん食べれば、それだけ摂取するカロリーは多くなります。

1日の摂取量は、妊娠20週までは1950kcal、妊娠20週以降は2,150kcalを目安とし、1日30品目をバランス良く食べるよう心がけてください。

Q.04卵と牛乳とアレルギー

Q
妊娠中、卵と牛乳を摂取すると、生まれてきた子はアレルギー体質になるからやめた方がよいと言われました。妊娠中は絶対に食べてはいけないのでしょうか?
A
夫婦ともアレルギー体質でなければ、子どもに遺伝する可能性は低いといえます。この場合、卵は1日に1個、牛乳は200ml程度であれば、妊娠中でも摂取して構いません。反対に、夫婦ともアレルギー体質の場合、子どもに遺伝する可能性は高くなるため、あらかじめアレルギーの抗体検査や除去食を行うとよいでしょう。

しかし、どのような場合でも、アレルギー体質の子どもが生まれる可能性はあります。気をつけることとしては、卵や牛乳、大豆は生で食べないようにして、消化吸収の良い料理法で工夫しながら摂取することです。

アレルギーに関しては、まだ解明されていないことが多いので、仮に妊娠8ヶ月以降、完全に除去したとしてもアレルギー体質の子が産まれる可能性もあれば、特に気にすることなく摂取したとしても、アレルギー体質の子が産まれない可能性もあります。夫婦どちらかがアレルギー体質の場合は、かかりつけの医師に相談し、除去食にするかどうか相談してみるとよいでしょう。

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