妊娠後期:妊娠と病気
妊娠中の病気や、出産の準備など、妊娠8カ月〜10カ月の不安もこれで解決。
Q.01性器ヘルペス
- Q
- 性器ヘルペスと診断されてしまいましたが、出産には影響がないのでしょうか?
- A
- 人のヘルペスは性感染症で、感染部位に水疱や潰瘍ができるのが特徴です。妊娠初期・中期に単純ヘルペスウィルスに初感染した場合には、すぐに産婦人科医を受診してください。妊娠中に性器ヘルペスに感染した場合は、早く治しておく必要があります。外陰部に痛みを伴った潰瘍や湿疹などの症状が現れた場合は、速やかに受診しましょう。
出産時に治っていなければ、産道から赤ちゃんに感染する恐れもあり、その場合赤ちゃんに障害を及ぼす可能性があるため、帝王切開分娩が勧められます。妊娠中に胎児に感染した場合、流産する危険性がありますが、妊娠中の感染によって胎児に障害が及ぶことはありません。
また、治療薬は胎児への影響がほとんどないことが確かめられています。一度治っても過労や感冒(=風邪)などで免疫力が低下すると再発することがありますので、体調に気を配ってください。