妊娠後期:仕事
妊娠中の病気や、出産の準備など、妊娠8カ月〜10カ月の不安もこれで解決。
Q.01産前・産後休暇
- Q
- 産前・産後休暇について教えてください。
- A
- 産前6週間と産後8週間は、継続して休みを取得することができます。これは、労働基準法で定められていますが、産休の取得については会社によって多少異なるので、人事課へ問い合わせてみることが必要です。かかりつけの医師に分娩予定日を記した診断書を書いてもらい、会社へ提出しておきましょう。
また、産休中はあなたが今までこなしてきた仕事を、誰か他の人に引き継いでもらうこととなります。後任の人がスムーズに引き継げるよう、書類の整理などをしておきましょう。産休直前だとあわただしいので、ゆとりをもって準備しておくことが大切です。
Q.02育児休暇
- Q
- 育児休業制度について教えてください。
- A
- 子どもが1歳になるまで、継続して休みを取得することができる制度です。一般的には、産休後、引き続き育児休暇を取得するケースが大半ですが、一度復職し新たに数カ月休みを取っても構いません。また、母親だけでなく、父親でも育児休暇を取得することができるので、夫婦で半年ずつ取得することも可能です。
ほとんどの企業では、育児休暇中は無給扱いとなり、昇給や昇進も一時的にストップします。健康保険や厚生年金の扱いは、会社によって異なるので、勤めている会社の人事課へ問い合わせてみるとよいでしょう。
*育児休業制度による給与規定と労働省の制度に基づく育児休業給付制度は別なものです。*育児休業基本給付金:育児休業開始前の賃金月額の20%が支給されます。(育児休業中に給与が支払われた場合は支給額が減額されることがあります) *育児休業者職場復帰給付金:育児休業開始前の賃金月額の5%に基本給付金が支給された月数を乗じた額が支給されます。