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分娩スタイル

妊娠・子育てQ&A

出産:分娩スタイル

様々な分娩方法や、出産にまつわる手続きなど、出産計画に役立つ情報はこちらです。

 

Q.01ラマーズ法

Q
ラマーズ法を取り入れた出産を考えていますが、痛みでパニック状態になった場合、うまく呼吸法ができるか心配です。
A
ラマーズ法による分娩は、呼吸法を整えることで心を落ち着かせるものです。そのためには、頭でなく身体で覚えることが大切だと言えるでしょう。習熟が不十分だと、過換気などを起こすこともあるので、定期的に教室に通い、十分に習熟する必要があります。

分娩のプロセスを理解した上で呼吸法を習得すれば、痛みの絶頂期になってもパニックに陥ることはなく、冷静に受け止めることができます。ラマーズ法に基づいた考え方として、夫立ち会い出産もあり、ラマーズ法を習得したご主人がサポートすることで、産婦はリラックスして分娩できる効果があります。

Q.02ソフロロジー

Q
痛みにとても弱いので、陣痛が耐えられるかとても心配です。何かよい方法はないでしょうか?
A
痛みに弱いのであれば、ソフロロジーという分娩スタイルがあります。ソフロロジーは、ヨガの瞑想を取り入れた分娩方法で、精神的に痛みを軽減することを目的とした分娩法です。トレーニング方法は、身体の各部分を意識的に緊張させたり、リラックスしてその感覚をつかむ練習をします。

このように、イメージトレーニングすることで、痛みによる恐怖を赤ちゃんに会える楽しみとして思い描き、リラックスして出産に臨めるようにします。呼吸方法は一定なので、難しいことはありません。ソフロロジーを取り入れている産院だと、陣痛室や、分娩室に緊張をほぐす音楽が流れているところもあるようです。

Q.03夫立ち会い出産

Q
夫立ち会いを希望しています。二人の子どもなのだから出産も二人でがんばりたいと思っているのですが、夫はあまり気が乗らないようで、うまく話せません。
A
夫立ち会い出産のメリットは、夫がサポートしてくれることで、妻は精神的に安心するとともに、夫や家族が立ち会うことで家族の絆がよりいっそう強くなることです。妻は妊娠すると身体の変化に伴い、母親としての自覚が徐々に芽生えていきますが、夫はなかなか父親の実感ができないものです。どうして立ち会ってほしいのかをよく話し合い、両親学級などに参加して、呼吸法や分娩のプロセスを理解してもらいましょう。

また、積極的でない場合は、なぜ気が乗らないのかをきちんと聞いておく必要があります。誕生の瞬間は感動するものですが、人によってはその後の夫婦生活に支障をきたす恐れもあるため、十分に話し合うことが大切です。

Q.04自宅出産

Q
住み慣れた自宅で家族と一緒に出産したいと思っていますが、気をつけなければいけない点を教えてください。
A
自宅での出産は慎重を要します。まず助産婦さんの介助を頼む必要があります。医療関係者抜きの出産は危険が多いので、絶対にやめてください。

通常、助産婦さんは緊急時に備えて、産婦人科や小児科の医師と速やかに連絡がとれるようにしているものですが、その点をきちんと確認しておく必要があります。分娩は正常に進行していても、一瞬で重大なトラブルが発生することがまれではありません。 そのような場合、速やかに医療施設へ移動できる体制が整っている事が絶対に必要で、あらかじめ医療施設に緊急時受け入れの同意を確認しておく事も大切です。受け入れる医療機関としては通常に施設で分娩する以上に気を使い、万一の準備も施設分娩以上に大変です。

また、小さいお子さんがいる家庭では、誕生の瞬間をすべて見せるのかどうか、十分に話し合ってください。誕生の瞬間は感動するものですが、小さいお子さんには何かと刺激が強いので、十分な配慮を心がけましょう。自宅出産は非常にリスクが高いので、そのリスクを全面的に自分自身で負わなければならないことを十分認識した上で、出産に臨む必要があります。

Q.05水中出産

Q
自然なお産にあこがれ水中出産を考えていますが、衛生的に問題はありませんか?
A
お風呂に入ると自然と身体がリラックスして心が安らぎ、身体が温まると血液の循環がよくなり筋肉もほぐれてきますが、このような入浴効果を利用して陣痛を和らげ、自然なお産をするスタイルが水中出産です。

破水後には水中の殺菌が子宮内に入るという可能性があり、胎児への感染が問題視されています。また窒息事故も全くないとは限りません。慎重に考えてください。

Q.06無痛分娩

Q
無痛分娩を希望していますが、かかりつけの病院は自然派志向のためか、積極的に取り合ってはくれないので困っています。
A
無痛分娩は、麻酔の力を借りて痛みを和らげる分娩スタイルです。欧米では無痛分娩による出産が多く見られますが、日本では痛みを乗り越えてこそ一人前、といった考えがどうしても根強いのです。

また、麻酔専門医が常駐していなければならないため、設備環境や医療スタッフによる問題もあり、扱っている病院は限られています。そのほか、無痛分娩が広く取り入れられない理由として、局所麻酔剤によるアレルギーを併発したり、血圧が低下するなどのデメリットがあります。痛みを緩和する分娩方法なので、どうしても陣痛が弱くなる傾向にあり、結果的に陣痛促進剤や吸引分娩が必要となる可能性も考えられます。

そのため、分娩中にトラブルが起きないとは言い切れないのです。分娩のリスク要素を一つ増やすことは厳然たる事実で、自然派志向というのではなくリスク管理の点から無痛分娩に積極的でない施設が多いようです。どうしても無痛分娩を希望するのであれば、無痛分娩を得意とする病院へ転院された方がよいでしょう。

Q.07無痛分娩のメリット

Q
無痛分娩にするとお産が早くなると聞きましたが、本当でしょうか?
A
全身麻酔による無痛分娩では分娩は長引く傾向にありますが、硬膜外麻酔などによる分娩ではお産を早くすることが期待できます。これは麻酔により無痛とあわせて、運動神経までブロックされてしまうために陣痛が弱くなります。

そのために陣痛促進剤を併用するケースも多く有りますので、結果としては分娩時間は短いです。ラマーズ法も条件反射を利用した和痛分娩の一つです。産道の緊張を取り除くため、結果的にはお産にかかる時間が短くなると考えられます。痛みを緩和することで子宮の筋肉が柔らかくなり、赤ちゃんに十分な酸素を送ることができるため、酸素不足になることがありません。

また、陣痛が軽減されるため、痛みからくる血圧の上昇を防ぎ、高血圧の人や妊娠中毒症の人には有効な分娩スタイルと言えるでしょう。

Q.08助産院

Q
妊娠8カ月まで総合病院に通院していたのですが、好きなスタイルで自分らしいお産をしたいと思い、助産院で生むことにしました。何か注意する点はあるのでしょうか?
A
医療行為に頼らない自然なお産を望む人は、助産院を選ぶ傾向にあります。これまでの妊娠経過が順調で、特に合併症や多胎妊娠、妊娠中毒症、逆子、前置胎盤など計画的な帝王切開ではない人であれば、助産院で生むことができます。

もし、出産時にトラブルが発生した場合は、病院との連絡が取れるようなシステムになっているため、万が一何かあってもすぐに搬送することはできます。助産院は自然なお産をする施設なので、積極的に出産計画を立てる姿勢の人が望ましいと言えます。

Q.09LDR

Q
LDRについて教えてください。
A
LDRとは、陣痛室、分娩室、回復室がすべて一緒になった部屋のことで、入院から退院まで同じ部屋で過ごすことができるシステムです。LDRのメリットは、完全個室なのでご主人や家族とともに過ごすことができるため、他の人を気にする必要がないことです。

また、分娩監視装置が設置されていたり、分娩台にも適用できるベッドが設置されているところもあります。医療行為と居住という相反する要素で多目的に部屋が使用されるため、清潔や感染予防の点で多少不安があると感じる人もいます。

また医療設備も居住との両立という制約から、完全に整備することは困難で不十分なものになりがちです。このシステムはどの病院でも取り入れているわけではないので、扱っている施設は限られます。LDRは医療設備が各部屋ごとに重複して必要です。一部屋が一つの産院のようなものでスケールメリットと逆行するため、施設費用がかさみ分娩費用がどうしても高価になります。

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