産後:日常生活
授乳をはじめとする赤ちゃんのケアなど、新米ママの第一歩はここからスタート。
Q.01産後の性生活
- Q
- 出産後の性生活はいつ頃から再開してよいのでしょうか?
- A
- 産後の検診で日常の生活に戻って良いと言われたら、再開して構いません。産後1カ月は、ホルモンの影響で外陰と腟粘膜が乾燥しており痛みを感じやすいので、夫にも理解してもらいソフトにする必要があります。ただし、精神的に苦痛であると感じたら、その気持ちを分かってもらえるように話しておきましょう。慣れない育児で疲労が溜まっている時期です。もう少し時間が経てば育児にも慣れ、気持ちにゆとりがもてるようになるので、焦らないようにしましょう。
Q.02ママ友達の見つけ方
- Q
- 内気な性格のためか、近所にママ友達がいません。いろいろ相談できる相手が欲しいのですが、どうしたらいいでしょうか?
- A
- お話しできるママ友達がほしいのであれば、地域で開催されている育児教室や、サークルに入会してみてはいかがでしょうか。育児に悩みはつきものです。一人で悩んでいると精神的にイライラしてしまいます。誰かとおしゃべりするだけで、気持ちは楽になるものです。誰かとお話ししたいと思うのであれば、同じ月齢の子を持つお母さんと知り合うきっかけを探してみましょう。
公園ですでにグループとなっている人に話しかけるのは、確かに勇気がいるものですが、育児教室やサークルなら、隣に居合わせた人とお話しできるきっかけが作りやすいものです。気の合う仲間が見つかれば、活動以外でも会ったり、一緒に外出する機会も増えてくるので、まずはお友達を探すきっかけを見つけに、第一歩を踏み出してみることをおすすめします。
Q.03マタニティブルー症候群
- Q
- 育児に自信を無くし、赤ちゃんの泣き声に悩まされています。対処法を教えてください。
- A
- 誰でも最初から育児に自信がある人はいません。赤ちゃんが生後1カ月であれば、お母さんになって1カ月。うまく育児がこなせない日もあるでしょうが、ご主人に気持ちを聞いてもらいましょう。直接サポートすることができなくても、自分の気持ちを話すことで気分が楽になることも多いものです。一人で悩まず、育児相談を利用するのもいいでしょう。
外へ出ることで気分が変わり、相談をすることでがんばれる意欲がわいてくるかも知れません。また、地域で主催している育児教室に参加してみることもお勧めします。同じ月齢の子を持つお母さんと知り合いになるチャンスです。隣に居合わせた人が 同じ悩みを持っているかも知れません。どうしてもだめな場合は、実家の母親や姑さんなどに助けてもらうことも必要です。
重症になると不眠や過労も重なり、鬱のような精神状態になることもあります。この時期のうつ病は過労・急激なホルモン変化・育児疲れと原因がはっきりしているので適切な治療により比較的速やかに治ります。必ず治りますので一人で悩まないで、まず出産した産院の医師に相談するように助言してあげてください。
Q.04産褥シッター
- Q
- 退院してから夫婦で協力して育児をしてきましたが、体力が限界なので、産褥シッターさんにお願いしようかと考えています。どの程度までやってもらえるのでしょうか?
- A
- お願いする時間や費用は会社によってさまざまですが、内容は主に掃除、洗濯、買い物、食事の支度と後かたづけ、沐浴などです。選べるようにコース分けされている会社もあるので、タウンページを使ってまずはパンフレットを送ってもらうとよいでしょう。選ぶポイントは、全国ベビーシッター協会に入っている会社がおすすめです。万が一何か起きた場合、必ず保険に加入しているので安心です。また、地域の役所に問い合わせてみると、ボランティア団体などを紹介してもらうことができるので、積極的に利用してみましょう。
Q.05車内でのベビーカー
- Q
- 電車の中ではベビーカーを広げて使用してもOKだと聞きましたが、全路線OKなのでしょうか?
- A
- 車内でベビーカーを広げたまま乗車できる路線は限られています。詳細は、各鉄道会社に問い合わせてください。ベビーカーを広げることが可能な路線でも、込み合ってきたらたたんだ方がよいでしょう。また、すべての駅にエレベーターが設置されているわけではないので、ホームへ上がるときは一度たたむようにしてください。
ベビーカーを広げた状態で階段を昇り降りすることは非常に危険なので、絶対にやめましょう。一歩足を踏み外してバランスを崩したら、子どもにも危険が及ぶこともあります。容易に折り畳んで持ち運びができるベビーカーが使用できないうちは、できるだけ抱っこで外出した方が無難でしょう。
Q.06ママコート
- Q
- 今年はじめての冬を迎えるのですが、子守帯を使用する場合、ママコートの方が良いのでしょうか?
- A
- 赤ちゃんをすっぽりと包むママコートが1枚あると何かと便利です。ママコートでしっかり包んであげると、赤ちゃんはお母さんと密着できるため、安心できるようです。特に、冬の寒さが厳しい地方に住んでいる方は、用意しておくことをおすすめします。ママコートの代わりに、男性用のコートを利用している人も多いので、ご主人のコートを借りるという手もあります。