生理が遅れているけど、もしかして妊娠!? そんな時、自分で簡単に調べられるのが妊娠検査薬。しくみや使用方法などを知っておきましょう。 |
妊娠検査薬にもさまざまなタイプが市販されていますが、たいていは、スティック状の検査薬の先におしっこをかける、または、コップにとったおしっこをカードにたらして判定します。水平な場所に置いて、数分経てば検査終了。 陽性(+)の場合は妊娠の可能性があり、陰性(−)だと妊娠していないことになります。検査薬の判定部分に色の変化が見られたり、+のマークが出たら妊娠している証拠。検査薬の種類によって反応マークもさまざまですが、仕組みは同じです。 |
受精卵が子宮内膜に着床すると、胎盤のもとになる「絨毛(じゅうもう)」が少しずつ根っこのように広がってきます。そこから、hCG(ヒト絨毛性ゴナドトロビン)と呼ばれるホルモンが分泌。尿中に排泄されることで、妊娠検査薬に反応します。 |
早い人では、受精卵が着床してから、3〜4日くらいで尿にhCGが分泌され始めます。でも、この時期は、検査に必要なだけのhCGは検出されないことが多いものです。正確に判定したいなら、hCGホルモンが増える次の生理予定日の1週間後を目安に検査を。ただし、これは月経が規則的な人の場合。月経が不規則で、生理予定日や周期がよくわからない場合は、セックスした日から3週間後に検査をしましょう。 また日頃から、基礎体温を測っておけば、検査薬を使わなくても妊娠をいち早く知ることができます。 |
妊娠検査薬は妊娠の判定はできますが、お腹の赤ちゃんが正常か異常かは判定できません。子宮外妊娠や胞状奇胎などの場合も妊娠反応が出ることがあるので、検査薬で陽性反応が出たら早めに産婦人科を受診しましょう。自己判断で行くのをためらったり、のばしのばしにしてはダメですよ。 |
|
|
|