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超音波写真をもっと知ろう

超音波写真をもっと知ろう
人間には聴こえない高周波の音波(エコー)を利用して、お腹の赤ちゃんの様子を読み取り、産科の聴診器と呼ばれる超音波検査。それを記録する超音波写真からは、一体どんなことがわかるのでしょうか?
超音波写真からわかること
超音波写真には、ママやお腹の赤ちゃんの様子が記録され、それを手がかりに、さまざまな情報を得ることができます。たとえば、妊娠12週ごろまでは、胎児の座高であるCRL(頭殿長)によって、妊娠週数が確定、出産予定日を算出することができます。また、頭の左右幅でいちばん大きいところの長さBPD(児頭大横径)を測り、その大きさによって、赤ちゃんの体の成長を調べることも可能です。
双胎、多胎などの診断をはじめ、流産や子宮外妊娠、前置胎盤など、お腹の赤ちゃんの異常や妊娠トラブルの早期発見にも有効。早めの対策をとることができます。
超音波写真の文字の意味は?
超音波検査の機種によって多少異なりますが、基本の表示は次のようになります。
1.BPD<児頭大横径(じとうだいおうけい)>
頭の左右幅でいちばん大きいところの直径。
2.FL<大腿骨長>
大腿骨(ふとももの付け根から膝までの骨)の長さ。人体でいちばん長い骨です。
3.FTA<腹部躯幹(くかん)面積>
お腹を横断した面積。APTD(腹部前後径)とTTD(腹部横径)を測る場合があります。
4.EFW<推定胎児体重>
胎児の推定体重。BPD、FL、FTAをもとに胎児の体重を推定します。
5.LMP<最終月経>
妊娠判明後の最終月経の日付。
※表示されている妊娠週数は最終月経から算出しています。
6.EDD
分娩予定日。EDCともいいます。
赤ちゃんの発育・発達を教えてくれる手がかりにも!
妊娠初期
妊娠9〜10週ごろから、徐々に手指の区別や足首ができ始め、妊娠12週ごろには5本の指に分かれている様子がはっきり映し出されるようになります。背骨や頭の骨がわかるようになり、腕や脚にも筋肉がついてきます。心臓の形や血液の流れが観察できるのは、妊娠14〜16週ごろです。超音波写真のスケールの1目盛は1cm。体全体を映し出す妊娠20週ごろまでは、写真から赤ちゃんの大きさを判断することができます。
妊娠中期
BPD(児頭大横径)、FTA(腹部躯幹面積)、FL(大腿骨長)の3つが測れるようになり、計算式にあてはめると、赤ちゃんの体重を推定できます。このころ、指しゃぶりを始める赤ちゃんの姿がキャッチされることも。妊娠18週ごろになると、赤ちゃんの体には脂肪がつき、超音波写真で灰色に映し出されます。超音波に映る外性器の形で女の子か男の子か確認できるようなるのは、妊娠20週ごろです。
妊娠後期
約20分のサイクルで眠ったり起きたりするようになる赤ちゃん。口を大きくあけて、あくびをする姿が映し出されます。もし、あくびを超音波写真で捉えたなら、それはとてもめずらしいことなので貴重な一枚になるでしょう。妊娠27週ごろには、瞳を覆っていたまぶたが上下に分かれ、赤ちゃんがまぶたを開けたり閉じたりしている様子も見られるようになります。妊娠10ヵ月ごろには、脚や腕に脂肪がついて太くたくましくなっているのがわかります。

 

 

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