妊娠したら、周囲からの情報も多く、「こんなことしていいのかな?」と不安に思うことも多いですよね。そんなマタニティの気がかりにお答えします。不安を解消して、心身ともに快適なマタニティライフを送りましょう。 |
A. |
アルコールは飲酒量が多いほど赤ちゃんへの影響が大きいといわれています。胎盤を通して胎児に移行し、胎児の発育、特に脳の発育を障害する胎児性アルコール症候群(FAS)を引き起こす心配があります。また、母体、胎児のアルコールへの感受性には個人差が大きく少量なら安心ともいえないので、妊娠中はできるだけ控えましょう。 |
Q.ケーキやチョコレートなど妊娠中の甘い物はよくない?
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A. |
妊娠中に気をつけたいのは、カロリーの摂り過ぎによる体重増加です。特にバター、生クリームなどの動物性脂肪を含む洋菓子は高カロリーなので、要注意。同じ甘い物でも、生シュークリームは約250kcal、チョコレートパフェは約500kcalであるのに対し、大福もちや草団子は1個180kcal前後。洋菓子より和菓子のほうが低カロリーです。心身をリラックスさせてくれる効果もある甘い物。ムリに我慢するより、カロリーに気をつけながら、ヘルシーな小豆を原材料にした和菓子や、カリウム、ビタミンCなどを豊富に含む旬の果物を食べてはいかがでしょう。 |
Q.妊娠してから、気になる肌の乾燥の良いケアの方法は?
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A. |
妊娠中も適切なスキンケアでしっとり肌をキープすることができます。ポイントは洗顔方法と洗顔後のケア。弱酸性のソープを泡立て、手のひらでやさしくなでるように洗顔しましょう。洗い過ぎで必要以上に皮脂をとってしまうと、油分が失われカサカサ肌に。洗顔や入浴後は保湿成分入りのクリームをたっぷりつけることが大切です。。 |
Q.妊娠前のブラジャーやガードルはつけないほうがいい?
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A. |
妊娠中はホルモンの影響で、乳房が大きくなるので、一段階上のサイズかマタニティ用のブラジャーに替えましょう。妊娠中、産後の授乳期とともに、サイズの合ったブラジャーで乳房の下半分をきちんと支えてあげると、乳腺(おっぱいを作るところ)が発達し、形もくずれにくくなります。ガードルは、子宮の裏側にある太い血管を圧迫して、血圧が高くなる原因にもなるので、ゆったりめを選ぶといいですね。 |
Q.背が低いのが悩み。妊娠中もできればハイヒールを履きたいのですが・・・。
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A. |
お腹が大きくなる妊娠後期は、ヒールが高い靴を履くと、バランスをくずして転びやすいので控えたほうがいいでしょう。おしゃれや身長をカバーするために履きたい方は、細いピンヒールより比較的安定感があり転びにくい、かかとが太いデザインを選びましょう。 |
A. |
日本産婦人科医会が「妊婦に好ましい運動」とするのは水泳、エアロビクス、ジョギング、ウォーキング、ヨガの5つ。水泳は、お産のときに必要なゆっくり吐く呼吸法をマスターする練習になり、少しスピードを速めて歩くウォーキングは、お産のときに使う骨盤底筋群を鍛えることができます。腰通の予防や解消にも効果的。産婦人科が開くスポーツ教室は、体調のチェックがあり、お腹が張るなどしたらスタッフに相談できる安心感があります。一度、利用してみては? |
Q.旅行を計画中。飛行機での移動は控えたほうがいい?
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A. |
妊娠中でも飛行機の移動はできます。比較的安定している妊娠12週から28週ごろまでの利用がおすすめ。各航空会社で妊婦の搭乗制限を定めていて、妊娠9ヵ月までは特にありませんが、妊娠10ヵ月になると、医師の診断書や本人の同意書、加えて出産予定日前14〜7日以内になると医師の同伴が必要になる場合が多いようです。搭乗中は、エアーポケットによる突然の急降下に備えて、着用サインが消えているときもシートベルトを締めましょう。お腹のふくらみを避けてふとももの付け根を横切るように着用します。 |
A. |
妊娠中は排卵しないので避妊は必要ありません。ただ、この時期は膣内も細菌に感染しやすい状態。感染症を予防する意味では、コンドームが有効です。また、精液中には、子宮収縮を強めるプロスタグランディン(PG)という物質が含まれています。必ず収縮するわけではありませんが、心配ならコンドームを使うといいでしょう。 |
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