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おっぱいマッサージ&ケア

おっぱいマッサージ&ケア
赤ちゃんが生まれたら、できるだけ母乳で育てたいと思っている人は多いでしょう。でも、乳腺が開いていなかったり、赤ちゃんが上手に吸えないと母乳育児はスムーズにできません。母乳のメカニズムやケアの方法を知って、今からおっぱいの準備を始めて。
母乳が出るしくみ 〜おっぱいはどうして出るようになるの?〜
妊娠すると、月経サイクルをつかさどっている2つの女性ホルモンが急増し、おっぱいを作るための準備がスタート。エストロゲン(卵胞ホルモン)は乳管系を、プロゲステロン(黄体ホルモン)は乳腺葉を発達させていきます。乳腺は母乳を作る工場で、乳管は母乳のパイプライン。この2つの働きで、乳房もふくよかになっていきます。
出産後、胎盤が排出されると、他のホルモンによって働きが抑えられていたプロラクチンが活発に活動を開始。プロラクチンは脳下垂体の前葉から分泌されるホルモンで、おっぱいを作るように乳腺に働きかけます。指示を受けた母乳製造工場は本格的に稼動を始め、2、3日すると、おっぱいを分泌。プロラクチンは、乳首を吸う刺激で分泌されるため、赤ちゃんが吸えば吸うほどおっぱいが出てくるしくみになっています。
ケアの方法 〜赤ちゃんの吸いつきやすいおっぱいを目指そう!〜
舌と上あごを使い、乳首洞にたまったおっぱいをしごくように飲んでいる赤ちゃん。その口の中で、乳首はびっくりするほど伸びています。赤ちゃんにとって、乳首がつまっていないでちゃんと開通し、乳輪部までやわらかくて伸びがいいおっぱいが、吸いやすいおっぱい。飲みにくいおっぱいも、おっぱいマッサージや乳房マッサージできちんとケアをしてあげることで改善します。
おっぱいマッサージ
・たて
1. 指をそろえた右手を左の乳房のつけ根に置きます。
2. 指のつけ根部分が、乳房の中央の真下にくるように垂直に当て、左手はその手の下に添わせます。
3. 小指のつけ根部分に力が入れながら、手のひらで乳房をすくい上げるように持ち上げます。これを左右10回ずつ。
・よこ
1. 左の乳房を外側(脇)から囲むように、右手を置きます。
2. 左脇に置いた親指を軸にして、左手を垂直に立てて、右手の上に当てます。
3. ひじは体の横へ水平に出し、左手の親指つけ根の膨らみにゆっくり力を入れながら、乳房を中心へ寄せていきます。これを左右10回ずつ。
乳首マッサージ(もみずらし)
・たて
1. 親指を上にして、人さし指と中指の2本をそろえて乳頭をつまみます。
2. 前後に指をずらしながら、乳頭を縦方向にもみます。
3. 乳頭を指の腹でしごくようにもみずらしていきます。左右の乳首10回ずつ。
・よこ
1. 縦もみと同様に乳頭をつまみます。
2. こよりをよるようなつもりで、指の腹を使って左右にねじって乳首をもみずらします。左右の乳首10回ずつ。
マッサージの注意点!
おっぱいへの刺激は、子宮収縮作用のあるオキシトシンを分泌させます。早産傾向にある人、医師や助産師さんからストップがかかっている人はやめましょう。
おっぱいケアをしているうちにお腹が張ったり、痛くなったらすぐにやめます。
一度にたくさんしても効果はありません。毎日少しずつやりましょう。

 

 

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